玄関引き戸 ヘーベルハウス Nタイプ20巾 ウッディグレー
三和シャッター工業特販営業部の技術、営業、先日の施工技術員の三人が来訪
12月21日
日があたり引き戸の「そり」が始まるのが8:00頃ですので間に合うように本社の技術、営業の方お二人が早朝5時に東京を出発して車で8時前にお出でになりました。先日の施工技術員の方も交えて実地を見ながら調整してくれました。
21日が快晴にならないと「そり」が分からないのであらかじめデータを取って渡しました。
データの後に日の当たり方の写真があります。
*前のブログで「たわみ」と書きましたが三和シャッター工業では「そり」と言うようです。
以下三和シャッターの方が来訪(21日)の前15日~20日までの間とりつづけたデータをWORDから貼り付けました。
以下*******************************************************************************
玄関引き戸の「そり」メモ
引き戸 ヘーベルハウス Nタイプ20巾 ウッディグレー
測る場所 外側からドアノブの上側(内枠よりドア表面まで一定の場所)
月日 |
天候 |
7:00 |
8:00 |
8:30 |
9:00 |
9:30 |
10:00 |
11:00 |
12/15 |
―― |
引き戸の上下を調整して鍵が普段、内側一杯におさまる |
12/16 |
曇 |
太陽が当たらないので大きなたわみもなく測定しない |
12/17 |
快晴 |
11内側限界 |
―― |
7.5OK |
7OK |
7外側限界 |
7.5OK |
10OK |
12/18 |
快晴 |
11内側限界 |
10OK |
8OK |
7.5OK |
8強風OK |
8OK |
10OK |
12/19 |
快晴 |
11内側限界 |
10OK |
8OK |
7外側限界 |
7鍵掛らず |
8OK |
10OK |
12/20 |
快晴 |
11内側限界 |
9.5OK |
7.5OK |
7鍵掛らず |
7鍵掛らず |
7外側限界 |
10OK |
単位:ミリメートル 測定は端から測れる竹定規 ドアの表面温度の測定器なし
竹定規による測定はアバウトであるので7ミリでも強弱で違う
8:00 ドアノブに日が当たり始める
9:00~9:30 ドアノブのところ いちばん熱い
10:00 ドアノブのところに日が当たらなくなる
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12/17 7:00頃、鍵が内側にすれるような状態、しまる時にドアのゴムがきしむ
9:30外側に鍵がすれるか、かからない状態
最高気温12.4℃ 最低3.4℃ 平均7.0℃(静岡気象台)
12/18 快晴であったが昨日より風が強くドアの温度も昨日より低い気がする
鍵がかからない状態にはならず、範囲内に収まった
最高気温8.7℃ 最低2.6℃ 平均5.1℃(静岡気象台)
12/19 7:00頃、鍵が内側にすれるような状態、しまる時にドアのゴムがきしむ
9:00外側に鍵がすれる状態
9:30鍵が外側に引っかかり掛らない状態
最高気温9.3℃ 最低1.7℃ 平均4.9℃(静岡気象台)
12/20 7:00頃、鍵が内側にすれるような状態、しまる時にドアのゴムがきしむ
9:00鍵が外側に引っかかり掛らない状態
9:30鍵が外側に引っかかり掛らない状態
10:00外側に鍵がすれる状態
最高気温10.1℃ 最低2.3℃ 平均6.1℃(静岡気象台)
*メモ
12/15の調整以前は太陽がドアノブに当たるピーク時には連日、鍵が外側にずれてかからなかった
<調整以後>
16日:曇りで太陽が当たらなかったので「そり」を測らなかった
17日:快晴で無風の時、ドアの表面温度も高くなり9:30頃鍵がかからなかった。
18日:快晴であったがピーク時に強風でドアの表面温度も17日より低く、鍵穴の限界に「そり」が達しなかった
19日:快晴 17日より「そり」は大きいようだ。9:00に限界になり9:30に全く掛らない。
20日:快晴 記録して5日間でいちばん「そり」が大きい
9:00にすでに鍵が掛らなくなる。10:00になっても限界で鍵がすれる。
* 添付資料
静岡気象台のデータ http://www.jma-net.go.jp/shizuoka/
(過去の気象データ検索→静岡→2009年12月→日毎の値と左から一日のデータ)
*************************************************************************以上
我が家の玄関引き戸の日の当たり具合 12月20日
20日AM8:00撮影 20日AM9:00撮影
20日AM 9:30撮影 20日AM 10:00撮影
20日AM 10:30撮影 測定は枠の内側より引き戸表面でノブの上側一定の位置
日照により「そり」が生じていることが写真と上のデータから分かります。
これに温度変化も加味するようです。
鍵を受けるところを「そり」がおさまるように特注で作ってきてくれました。
鍵受けの部分が大きくなっているそうです。
左が今回のもの 鍵穴が横に少し広い? 右は交換前
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これで鍵の不具合の問題は解決するような気がします。
今回の問題は
・0807仕様になって断熱ドアになったため日があたり、引き戸の表面温度が高くなったとき引き戸外側の表面と共に内側もそるようになり今までより「そり」が大きくなった。
・ヘーベルハウス仕上げの引き戸は色が二種類あるが、我が家はヘーベルハウス Nタイプ20巾 ウッディグレーを使っているのでウッディブラウンより熱を吸収して「そり」が大きい。
・8月に新居に移ったが11月頃より冬至に近づくにつれて、太陽光線が低くなり引き戸に直接当たるようになった。また温度差が大きいのも一因のよう。
冬至が過ぎ太陽高度が高くなると現象が起きなくなるので、冬の内に分かってよかったと思います。
引き渡しの時にいただいた取扱説明書は以前の玄関引戸のものが入っていたようで、説明はありませんでした。
今回、三和シャッター工業の本社の方が新しい玄関引戸の取扱説明書を持ってきてくれました。
ご留意いただきたいこと・・・として次のことが記してありました。
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断熱ドアは、室内外の温度を伝えにくい構造にしてあるため、日射が直接あたる状況や室内外の温度差により、扉にそりが発生する場合があります。この反りは一時的な現象であり、表面の温度差が小さくなると元に戻ります。
反りの発生時には一時的に錠前の施開錠がし難くなることがありますが、この症状は表面の温度差が小さくなると共に解消されます。
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説明書が新しいのが入っていたらもう少し早く原因が分かったと思いますが、鍵がかからない時があるのは困りますから、直してもらってよかったと思います。
ついでにhiro父が鍵が抜けにくいと言っていたので聞きましたら、それも説明書に記載があり
鍵穴にほこり等が付着しているのが原因らしく、鍵に鉛筆の黒芯の粉(黒鉛粉)をまぶせばよいようです。
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今回、三和シャッターの施工技術員さんが気持ちの良い方でしたので、修理を頼むにも安心でした。
ヘーベルハウスも0807仕様になって断熱が良くなり冬も暖かく、結露もありませんが、まだ仕様による問題点が積みあがっていないので少しの間、新しいものに関してはいろいろ出てくるのかもしれません。
2Fのドアも同じ製品ですが引き戸ではありませんので、影響はなさそうです。
メーカーの技術の方も来訪して解決して下さるのはとてもありがたいと思います。
家は同じものを使っても環境によって使い勝手が違うのですね。
それにしてもいらして下さった21日が快晴で状態を見てもらうのに絶好の日和だったことに感謝!
(追記・12月23日)
昨日22日も快晴でしたので、続けて「そり」の測定をしました。
測定方法は同じで「反り」は今までとほとんど同様の数値
7:00 11ミリ
8:00 10ミリ
8:30 7・5ミリ
9:00 7ミリ
9:30 7ミリ
10:00 7・5ミリ
11-7=4で4ミリの反りです。
「そり」は以前の測定と同様でしたが鍵(錠前・・デットボルト)を受けるところ(錠前受け)の巾をかなり大きなものに交換してくれたので7ミリ(反りが4ミリ)の測定値でも鍵受け外側には余裕がありました。また反りがおさまっている測定値11ミリでも内側に余裕がありました。
昨日が冬至ですから温度差、斜めの日射の影響がいちばん大きい時と思われます。
引き戸は軽くてユニバーサル、網戸もついており気に入っているのでこれで解決するような気がするのが嬉しい!
参考までに仕様は
機種:断熱玄関引戸
扉:面材(化粧鋼板) 芯材(断熱材ネオマフォーム)
枠:アルミニウム押出形材
耐用回数:10万回
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*ネットで他のメーカーでも断熱玄関引戸に同様な説明を見つけました。
本体の熱反りについて
●一般的に断熱ドアは室内外で熱を伝えにくい構造としてあるため、室内外の温度差によっては、ドアの本体に反りが発生する場合があります。この反りは、内外の温度差が小さくなるとともに解消するものです。
●本体の反りが発生してカギがかかりにくい、またはすきまが発生して気になる時は、ストライク(錠受け金具)、ガードアームでの調整にて簡単に解消できます。