ここ数年、仕事で使うファイルなどDropboxに入れて仕事していました。
ただ、先代iMacだと朝起きたら何はともあれ(トイレに行く前に)まず電源ON。
その後1時間半くらいたってようやくDropboxの同期が終わるという始末。
使用したことある方ならわかると思うんですが、Dropboxって同期中CPUを食うみたいでパソコン使い物にならない状態になるんですよね。
そんなこんながあって、新iMacにもなったので、DropboxからBitTorrent Syncに変更したら快適生活になったお話をしたいと思います。
普段のお仕事環境
まず、私のお仕事環境から。
自営業、フリーランスなので、基本的にはひとりでお仕事完了する仕事形式。
PCは、メインiMacとサブマシンにMacbook Proを使い分け。
昼間は仕事部屋にあるiMacでこつこつ仕事をし、夜リビングに移動して、テレビとか見ながらMacbook Proで続きの仕事をしたりするので、2台のマシンは基本同じファイル状態にしておきたい。
悲劇はiMacを新しくしてから始まった
去年Macbook Proを買い直した時もDropboxの同期のしなおしは、7日くらいかかったように思います。
たしかその際のDropboxの容量は120GBくらいでしたでしょうか。
(MacBook Pro自体は500GBの容量)
(ちなみに私はDropboxは1TB容量の有料プランを使っています)
今回もそのくらいかな、それもいやだけどしょうがないかなと鷹をくくっていましたが、最近Dropboxを使う人が以前より増えたからでしょうか?あきらかに予定の7日を大幅に超える雰囲気。
同期容量が150GBに増えたからといっても、なんとなく予測するに1ヶ月くらい、もしくは数ヶ月かかるんじゃないかい?という低速スピードなんですよ、同期が^^;。
で、これはちょっと参ったな、これじゃ快適クラウドライフじゃないよ、快適をもとめて、iMac新しくしたのに、全然快適にならないー、これはもう以前のようにネットワーク経由で仕事したほうがいいかもしれないなあ、ひとりで仕事してるんだし、とあきらめかけたころ、検索いろいろしていたら、BitTorrent Sync使ったらよかったよという記事を見つけました。
参考記事
・DropboxをやめてすっかりBitTorrent Syncに落ち着きました。快適すぎて感無量。
詳しくは上を見ていただいて。
ふむふむ、BitTorrent Syncはパソコン間だけで同期させる方式で、セキュリティ的にも安心らしいと。確かに常日頃、Dropboxにデータを置いていてちょっと心配ではありました。さっとクライアントさんに送るものとかならいいけど、たくさん置くのはほんとに大丈夫かなと。
P2P(ピアツーピア)と聞くと、ひと昔前に流行った怪しい違法な感じを想像してしまいますが、データ送受信を行う名称なので怪しいこともありません。
おまけにMac、Windows、Linux、iOS、Androidとひととおりのプラットフォームに対応しているとかこれも素敵ですね。
BitTorrent Syncをインストール
というわけで、BitTorrent Syncをインストールしてみました。
BitTorrent Sync
https://www.getsync.com/intl/ja/
アプリ自体はフリーソフト。
有料プランもあるみたいですが、基本的に無料で使えます。
P2Pでのデータ共有なので、ファイル容量制限もありません。
最初インストールした時は、英語のみですが、設定に日本語があるので、設定して再起動すれば、メニューも日本語化されていて安心です。
インストールすると、右上のところにBitTorrent Syncのボタンが常駐でつきます。
Dropboxとかと同じ感じですね。
右上のボタンから「BitTorrent Syncを開く」をクリックすると上の画面が出てきます。
ここから同期するフォルダを選択します。
ちなみに、BitTorrent Syncは無料版だと設定できるファルダは10個までだそう。
私は、単にひとつのお仕事フォルダを同期したいだけなので、特に問題なしです。
インストールはそれぞれ設定したいマシンにしておきます。
左上の「フォルダを追加」から同期させたいフォルダを選択します。
特にDropboxのように指定フォルダの中に入れなければならないということはないので、好きな場所のフォルダを指定できます。(Sugar Syncとかとこのあたりは似てるかなという感じです)
私は、このアプリで同期しているというのを目印にしたいので、あえて「BitTorrent Sync」フォルダの中に入れてあります。
ここで他のマシンにもデータを共有させるための設定をします。
「共有」ボタンをクリック。
こんな画面が出てくるので、共有フォルダにするためのコードをメールやコピーでそれぞれのパソコンに送っておきます。
これをもう一台のマシンで設定すれば完了です。
メールの場合には、メールに載っているリンク先をクリックすると設定されます。
あとは、初回のみ同期が終わるのを待つのみ。
ちなみに、今回の同期容量はDropboxで同期していた150GBをほぼまるごとでしたが、同期は6時間くらいで終わったでしょうか。
Dropboxでこりていたので、ちょっとずつ同期したというのもありますが、これくらいなら全然ストレスがたまらない時間でした。
転送スピードが遅くなる時もあるんですが、早い時は10MB以上で同期される時もあります。
Dropboxと比べると雲泥の差でないかと。
うちはフレッツ光隼っていう早い光のはずなのに、あんま早くないかわいそうな環境なので、もっと快適環境ならしゅっと同期されるかと思います!
一度全体同期されたら、あとは数MB単位の同期など一瞬で終わります。
あまりに早すぎて「同期ちゃんとされたかな?」と不安になるくらいです。
そんなときは、履歴から確認すればOK。
こんな感じで細かく同期状況を確認できます。安心ですね!
相性の悪いファイルもあるようです
基本、Web制作するにあたってのだいたいの拡張子はOKかなと思うのですが、あるアプリを入れた直後、怒涛のごとくBitTorrent Syncが落ちるというトラブルがありました。
一瞬、顔が青ざめ、「せっかく見つけた素敵アプリもこれまでか」と諦めの境地に達していた頃、あるアプリが原因だということがわかりました。
Gmailをバックアップするアプリ、「BackUp Gmail」のバックアップ先をこのBitTorrent Sync内に設定していたことが原因でした。このバックアップ先をBitTorrent Syncフォルダ外に設定したら落ちる問題はなくなりました。
常駐しているアプリ同士とかいうのがよくなかったんでしょうかね、ちょっとよくわかりませんが、同じようなトラブルのある方は、原因の参考になれば。
快適すぎる環境になりました
BitTorrent Syncをインストールしたことで、本当に快適になりました。
まだ、今のところこの環境にしてから1週間ほどですが、あきらかに変わりましたね。
まず、これはiMacを新しくしたこともだいぶあるかと思いますが、仕事をしたいと思った時にマシンの電源をいれればOKになりました。(他の方には何を当たり前をと言われそうですが、この幸せ感はでかいです、ほんと)
これなら、1日ずっと重いアプリを使ってきて、再起動したいと思った時も、さっと再起動できます。
今までは、起動する度にマシンが使い物になるのは、Dropboxの同期が終わる1時間半後なわけですから、そうやすやすと再起動なんてできません。
Dropboxもクライアントさんとの共有フォルダやiphoneの写真の自動アップロード写真などで合計2GB程度になったことで、起動後数秒で同期が終わります。
心配事もあります
ただ、心配なこともあります。
Dropbox(その前はSugar Syncを使っていました)などは、クラウド型サービスですから、セキュリティの心配はあるものの、自分の家以外にデータを保管しておけるというメリットがあります。(デメリットになることもあるとも思いますが)
もちろん、TimeMachineでバックアップは取っているので、マシンに何かあった場合の対策はとってありますが、
もし家が火事になったとか、大地震で家が崩れたとか、戦争になったとか、異星人に乗っ取られたとか。。。そんな有事な状態で自分の家に何かあった場合はデータがなくなるかもという心配はありますね。
まあ、Webサイトなどはサーバーにアップされているわけなので、大丈夫だとは思いますが。
このあたりは、新サービスや現在のクラウドサービスの向上などを待つなどして今後に期待でしょうか?
Dropboxさんは(喧嘩を売るわけじゃないですが)、1TBなど希望もしてないのにどんどん有料の容量を増やしていってくれてますが、同期にすごい負荷をかける上、スピードも遅い状態で、こういう今の現状をいったいどんなふうに思っているんだろうか。私以外にも同じように思っている人はいるのではないかなと思うんですが。
その昔、Sugar Syncをメインに使っていたこともあるのですが、こちらも重くてDropboxに変えたという経緯があります。Dropbox、たしか数年前はこんなに重くなかったように記憶しているんですがどうなんでしょう。
と愚痴っぽくなりますが、普段フリーランスで一人で仕事をしているので、このあたりの情報って意外と疎くて知らないんですよね。「もっとこんなサービスあるから使ってみなよ」的なことがあったら教えてもらえるととてもうれしいです。
追記
DropboxはSSD同期だと負担がかからないという方がいました。
もしかして私だけの問題だったかもしれません。
なるほど、Dropboxでさくさくの人もいるのかー、まあ契約無料に戻るし結果オーライってことにします^^;
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